「手元供養」って聞いたことありますか?
私のようにお腹の中で亡くなってしまった赤ちゃん、生まれて間もなく旅立ってしまった子の供養を「水子供養」(みずこくよう)と言います。
四十九日を過ぎるとお墓や納骨堂に納骨し供養するのが一般的ですが、私達は納骨せずに手元におき一緒に過ごす「手元供養」を選択しました。
義母さんからは、家のお墓に一緒に納骨することや、近くの納骨堂など声をかけてもらいました。しかし、なんだか遠くへ行ってしまう気がして…
火葬は、”赤ちゃんは体が小さいから骨は残らないかも”と言われましたが、小さなお骨を残すことができました。
そして、夫婦で話し合い、一緒にお家で過ごしていこという事になりました。
そこで、赤ちゃんの仏壇について、
家具製作が仕事の主人に作って欲しい気持ちもありましたが、2人とも精神面に余裕がなかったのでネットで購入することにしました。
そして購入したのが、かわいいおうちの形をしたものです。
大きさも大き過ぎず、引き出しがついていた方が便利そうと思いこちらを購入しました。
実際、引き出しの中には「火埋葬証明書」と数珠を入れています。
この証明書は埋葬する時に必要になるので、大切に保管しましょう
来客もほとんどないので、我が家はテレビボードの上におき、3歳の娘も毎日声をかけてくれています。時々、食事をスプーンで運びお骨に食べさせるまねをしたり、撫でたりしてくれています。寂しくない様にと、おうちの周りに折り紙やおもちゃを置いてくれる娘。
赤ちゃんが産まれていれば、きっとじゃなく絶対に優しいお姉ちゃんしてくれていたと思います。
そして、一緒に購入したおりんがとてもかわいいんです。
ゆらゆら揺れたり、娘と主人は回して遊んでいます。私は優しい音に癒されながら、みんなで笑顔でいられる事に幸せを感じています。
きっと、一緒に笑ってくれているよね。
そして、このおりん、″がっちりマンデー″というテレビ番組の後ろのセットに飾ってあるんです。気づいた時はテンション上がりました!